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2011年11月18日

The Noticer、'気づき'が運命を変える!

<自分で選べる成功の道>
「The Noticer」は全米ベストセラーになった本の題名です。
著者のアンディ・アンドルーズはホームレスから一躍ベストセラー作家になりました。

主人公である、ジーパン姿に一個のスーツケースを携えたジョーズ老人はいつも突如とどこからともなく町に現れます。そして苦境に陥って投げ槍になった人々の人生を蘇らせていきます。

決まってどの人もそれまでとは違う自分を見つけて幸福な人生を歩き始めます。

やっぱりここはお爺さんの出番!
お婆さんではない・・・・

町のどのひとも彼の言葉を受け入れます。そしてある日、スーツケースだけが見つかった時それを囲んで、どの人も、洩らしたことのない自らの人生の転機をはなし始めるのでした。

<思い込みからの脱出>
自殺をも思いとどめさせる、ジョーズ老人が皆に与えてくれたことは何だったでしょうか。

それは「違う風に考えてごらん!」と自らに気づきをくれる一言なのでした。


さて、現代は情報過多の時代。
特に必要なことは価値ある情報を示せること、そして比類なき感性があること、といわれます。

それは少しの違いや変化に気づく能力をもってして、時には堂々巡りのるつぼから這い出る能力、ということかもしれません。

それではその気づく能力はどうしたら獲得できるのでしょうか。

それは多分、納得いかない自分に気づくこと、なぜを発すること、質問をすること、そんな些細なことの積み重ねのように思われます。

脳化学的にはいったん‘気づき’で脳が賦活されると、快楽ホルモンであるβエンドルフィンやドーパミンを神経伝達物質とする神経ネットワークが強化され、遺伝子の働き方も変わっていく、と考えられます。

たまには目標から離れて、遠くから眺めてみることや思考の中心を変えて行動してみることも重要かもしれません。

唾液に視点を向けてみたら思いもかけないことが分かりました。

<吸血鬼が脳梗塞を救う?>
‘ツバ’という言葉は日頃は嫌なイメージのものです。

ところが貴重な成分がーーー
蚊や蚤、蛭、吸血蝙蝠、ドラキュラ?など血を吸う生き物は敵の血を固まらせないで吸うために自分の唾液中に線溶蛋白質という血を溶かす酵素があるのです。それがどうも今までに無いような高い効果をヒトの脳血栓で発揮するというのです(参考)。

もちろんヒトは吸血動物ではありませんので私達の唾液にはありません。反対に止血を促す血液凝固因子や細胞増殖因子があります。ちなみに私は反射的に傷口を舐めます。

唾液が、噛めば噛むほど脳は若返る、唾液でアンチエイジングといわれるのは唾液線(図の右)から抗ガン作用や殺菌効果がある分子、また、少ない食事で栄養分を取り込めるような消化酵素や免疫系蛋白質などがたくさん分泌されるからです。

そのため最近では食べてすぐに歯を磨かないほうが良い、というはなしもーー。

さらに唾液は健康成分のみならずバイオマーカーの宝庫かもしれません。

<脳疾患バイオマーカーを唾液中に見つけたい!>
唾液検査による健康具合のチェックは既にストレスホルモンであるコルチゾールや、アミラーゼがストレスマーカーとして血液の代わりに測定されています。

また乳がんやすい臓がんのマーカーも検出されました。

唾液の分泌は脳の視床下部にある自律神経系(交感神経と副交感神経)(本ブログ参考 )によって調節されています(図の左)。

交感神経系(図の赤い線)が優位になると蛋白質を多く含む粘液性の、また副交感神経系(図の青い線)が優位になると漿水性の唾液が口の中にある大小たくさんの唾液腺から分泌されます。日に1リットル以上です。

最近、アルツハイマー病のマーカーが測定できると報告されました(参考)。

唾液は非侵襲的に検査が出来るのでこれまでの血液や脳脊髄液の搾取による検査法に比べて安全です。

ですから当然ながら他の疾患バイオマーカーの発見も期待されます。
しかしそれらのレベルは血中より相当に低いと考えられるので測定技術にブレークスルーが必要ですね。

私はアイデアを練って唾液中の微量な神経機能分子の測定法を創出しよう、と研究費獲得にも尽力します。


ブラックパール(黒真珠)はナス科です。
数mmと極めて小さい濃紫の花はよく見ると茄子の花にそっくりです。

葉も実も黒く、その実は真珠よりかなり大きいです。

春には根元に、こぼれた実から小さい芽が沢山出てきます。
  

  • Posted by 丸山 悦子  at 23:53Comments(2)ベンチャーはアドベンチャー