2010年07月29日
うつ病増加
<うつ病増加の新聞記事を読んで>
増加一途のうつ病、大きな社会問題です。この病気を放っておくと自殺に追い込まれます。リーマンショック以降の経済恐慌によって、自殺者は日に90人にまで上っているそうです。
今後、特に中高年の自殺の増大が懸念されています。一家を支えている方を失うと悲惨です。罹患の早期発見を行って、この不幸を何とか喰い止めましょう。
<うつ病のメカニズム>
脳の細胞には分裂が出来るグリア細胞ともはや分裂増殖しない神経細胞があります。神経細胞はその神経軸索末端から化学伝達物質を放出して次の神経細胞に情報を伝えます。その情報は電気信号(図の→)となって軸索を伝わり、そしてその神経末端からまた同じように化学伝達物質が出されます。即ち、その情報伝達物質が次の神経細胞にある受容体にうまく結合すると正しい化学信号となる訳です。このような化学信号と電気信号のサーキットがうまく作動していれば良いのですが著しいホルモンの変化やストレスによって、化学伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニン、ドパミンを使う神経系に異常が生じるとうつ病となります。早期発見をして、生活を変えて脳への負荷を減らし、自殺を防がねばなりません。
増加一途のうつ病、大きな社会問題です。この病気を放っておくと自殺に追い込まれます。リーマンショック以降の経済恐慌によって、自殺者は日に90人にまで上っているそうです。
今後、特に中高年の自殺の増大が懸念されています。一家を支えている方を失うと悲惨です。罹患の早期発見を行って、この不幸を何とか喰い止めましょう。

脳の細胞には分裂が出来るグリア細胞ともはや分裂増殖しない神経細胞があります。神経細胞はその神経軸索末端から化学伝達物質を放出して次の神経細胞に情報を伝えます。その情報は電気信号(図の→)となって軸索を伝わり、そしてその神経末端からまた同じように化学伝達物質が出されます。即ち、その情報伝達物質が次の神経細胞にある受容体にうまく結合すると正しい化学信号となる訳です。このような化学信号と電気信号のサーキットがうまく作動していれば良いのですが著しいホルモンの変化やストレスによって、化学伝達物質であるノルアドレナリン、セロトニン、ドパミンを使う神経系に異常が生じるとうつ病となります。早期発見をして、生活を変えて脳への負荷を減らし、自殺を防がねばなりません。
Posted by 丸山 悦子 at 15:41│Comments(0)
│脳神経生化学