たまりば

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2010年09月21日

秋は和紙にクルまれて---

<尺八の「枯葉」で迎えた秋>
先日、尺八のライブを聞き、私の脳はもうすっかり、秋モードになりました。

三味線と言えばお座敷、尺八といえば虚無僧、そんな程度でした。

目の前に、背までの長い髪の楚々とした方が、クラシックなピアノ椅子に座って、スッと尺八を口に。

脳の中の旋律を追うかのように、かすかに開けた目がわずかに動く、指がすすっと、5つの穴の上を泳ぐ。
それは、さながら、かろやかなスケッチ絵、でした。

ビートルズの曲に続いて、シング・シング・シング、アメリカン・パトロールそしてシャンソンの枯葉。

尺八の楽譜には無いものばかりです。

その音の広がり方は、和紙で優しく、脳が包まれていく、かのようでした。

<ヒーリングのためには>
何事も思うようにはいかないストレス社会、ストレス解消できる趣味をもつことはヒーリング法の一つです。
すでに、リラックス系の音楽を聴く、軽い運動やストレッチをする、アロマなどの「癒し」やお香を焚く、ツボを押す、これらは現代人の自律神経系の養生法として広まっています。
             
秋は和紙にクルまれて---表に、自律神経系(交感神経系と副交感神経系)がどのように身体で働いているか、をまとめてみました。
いらいら、カッカッ、ブスブス、は自律神経系が交感神経系の方に傾きます。

その時、血中に悪さをする活性酸素が増え、その結果、免疫力を発揮するリンパ球の活性や数が抑制されます。

その効力の減少は、感染をおこしやすく、またガンを発生しやすくさせてしまうのです。

夏の冷房による体の不調は、楽しいことをして、身体を副交感神経優位へと導いて、早めに回復させたいですね。

<尺八の妙味>
現代は、軒先で尺八を吹く虚無僧を見かけることはありません、が幼い時の記憶はあります。秋は和紙にクルまれて---

何を想うて、吹いているのかな、とーー、幼な心にも、なぜか、虚無僧の出で立ち、風貌に、普通の人にはない超越を感じたものです。

今では、あの虚無僧の品格?は、尺八の音色がもたらす内面の平らかさ、すなわち、「副交感神経系の優位」に有り、と勝手に思っています。

もう、小さな秋がそっと近づいてきました。



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    Posted by 丸山 悦子  at 07:27│Comments(7)脳神経生化学
    この記事へのコメント
    一人参加型食事会カッチェルのシンシアです。
    その後の中間報告を。
    ついにオットの力を借りて申請文練り直ししました。
    ビシバシダメだしされて。
    午前1時20分までかかり、区役所に5度目の訪問。

    前回「難しい」と言われた担当者の方から(書き直した題を見て)
    コレいいですね、と言われ大喜びしました。
    申請が通るかどうかは、30日にファクスが来ますが我が家のファクスが故障中。
    その上私と娘は、29日〜10月5日まで長崎へ。
    結果は、長崎に送ってもらうか、どうにかしてもらいます。

    またご連絡しますね。
    新しい第一歩、ご縁が出来て行くのはワクワクしますね。
    私は、取りあえずは9月25日福山龍馬ファンの集い参加者を喜ばす事を考えます。
    ではでは。
    Posted by カッチェルのシンシア at 2010年09月21日 08:44
    尺八、うちの父親も吹いてました

    尺八というと、ついついお爺さんってイメージがあるけれど
    私が前にテレビで見た人は、若くて男前だったような記憶が・・・
    そして、1本ではなく沢山のものを使って演奏ごとに変えていました
    こんなにいい音があるんだ。と感心しました
    若い人や新しい人がでることで、可能性が広がると思いました
    楽器は楽器でしかないんと思います
    古い曲しか演奏しなければ、そうなってしまうし
    津軽三味線の吉田兄弟のように、イメージを変えてくれる人もいる
    面白いなって思いました

    ただ、楽器がもつ音の『癒し』はそれぞれって感じがします。
    でも、丸山さんが言うと「副交感神経系の優位」ってこんな感じになるんですね。
    やっぱり学者っぽい!
    Posted by すもも at 2010年09月21日 10:29
    シンシアさま
    コメント最後の言葉、参加者を喜ばすことを考えます、を見て、上記の表に、人を喜ばす時、を加えるべき、と思いました。

    あなたは、脳内ホルモンであるオキシトシン(抱擁ホルモン)がいっぱいね。見習います。

    逆の、バソプレッシン(妬みホルモン)いっぱいの脳にはなりたくです。
    Posted by 丸山 悦子 丸山 悦子  at 2010年09月21日 12:07
    すももさま
    一尺八寸の竹に如何に自分の世界を載せるかーーー

    何処も同じ、こころに届くかどうかは、ツールには依らず、なのでしょうね。

    立派な着物で籠を被って、きっと、イケ面に違いない(当時は無い言葉ですが)、私は遠くから、籠を下から覗きたくて仕方がありませんでした。
    そっと、幼稚園にいっている兄が、「乞食なんだよ」と、耳打ちしました。

    これが、私が世の矛盾を感じた、最初でした。ところでお父様はイケ面?

    学者っぽい学者のまるやまです。
    Posted by 丸山 悦子 丸山 悦子  at 2010年09月21日 13:31
    うちの父はイケメンではないと思いますが、もうぼちぼち70近いですが身長が178センチくらいあるので、とても目立ちました
    自称:石原裕次郎です

    どんな楽器でも出来ていてハーモニカや尺八もギターをしてました
    ただ、事故で指を切断してしまったので楽器は尺八などは出来なくなりましたが、今は三味線をしています
    どんな時でも楽器好きな人です

    学者の丸山さんでもイケメンは気になるんだ!
    Posted by すもも at 2010年09月22日 18:07
    すももさま

    私は、イケ面は4歳で卒業しています。

    この度、たまたま、当時、籠の中の虚無僧の顔を見損なった、ことを思い出しました。

    すももさんのお父上のことは、全くのインスピレーションでした。

    以前から、ドラムに憧れてますがもしかして、「嵐を呼ぶ男」もOKかもね。古いねーーー。

    どうぞ宜しくお伝え下さい。
    Posted by 丸山 悦子 丸山 悦子  at 2010年09月22日 21:26
    わたし、ほとんど話をしたことがなかったけど
    このブログ、実は大好きなんですよ・・・
    丸山さん、絶対に面白い!

    4歳でイケメン卒業なんて~~~ダメダメ!
    そんなの死ぬまで、男は顔よ!って言ってくれなきゃ♪

    ほんと笑える~~~学者っぽい、丸山先生たらっ。
    Posted by すももすもも at 2010年09月23日 19:32
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      コメント(7)